Phase01 「週4バイトのパイロット」 – 幸楽鳥一家

Phase01 「週4バイトのパイロット」

 

・・・・・・・・緊急通達だ、よく聞け。

惑星リリーパの採掘基地周辺に強力なダーカー反応を確認した。

アークスの防衛部隊は別の基地で戦っており増援は望めない。

 

更に侵食は進み、絶望的な状況下にある。

だが、我々は諦めるわけにはいかない。

 

拠点防衛用に新たに開発されたA.I.S.を全機投入する。

出し惜しみは無しだ、ダーカーを迎撃せよ。

 

 

「基地侵食は進んでいて増援は無し。でも戦って勝てってヒルダさんも無茶を言うよ…」

 

「ふむ。まさにキミの言うとおり。」

 

「ファッ!?アルビノさん!?聞いてたんですか?」

 

「最初から通信は繋がってますが何か?」

 

 

A.I.S.各機の識別コードは登録しておいたが、同士討ちには気をつけろ。

あぁ、それとRGS研究所からも一機出撃する。

こちらのコードは今から入力しろ。

識別コードは【RGS-0010G.キングメカラッピー】だ。

 

 

【RGS-0010G.キングメカラッピー】

 

 

 

「はいはい。どーもどーも。RGS研究所所長のラッピーガール・アルビノです。

A.I.S.部隊の皆さんこんにちわ。ただ今ご紹介に預かりましたキングメカラッピーですが安心して下さい。

この機体には銃器兵装が全くありません。近接格闘のみですので密着しない限り同士討ちはありえませんし、

万が一キングメカラッピーが撃たれたとしても…

A.I.Sの火力ぐらいじゃ装甲は貫けませんので、安心して戦って下さい(ニッコリ」

 

「何言ってんだこの人はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

「それでは皆さん良き戦いを♪グッドラック♪—プツン」

 

「ちょちょちょ、何言ってんすか?これ後ろから撃たれるフラグじゃないっすか?」

 

「ならフラグを回収すればよくね?」

 

「マジかよぉ~…死にたくねぇよぉ~…」

 

「大丈夫。大丈夫。ガチで攻撃は通らない。キングメカラッピーに通る攻撃はほとんど無い!」

 

「その話が本当だったとしても、すごく痛い思いをしそうなんですが?」

 

「少しぐらいの衝撃は我慢すればいい。」

 

「ヤベー・・・鬱だわ。無理ぽ。リスカシヨ」

 

「大丈夫。死ぬことはない。」

 

「無理ぽ。リスカシヨ」

 

「めんどくさい奴だな。」

 

「めんどくさいのはアンタだろっ!」

 

 

A.I.S.01号機から順次出撃しろ。

出撃後に陣形を展開。

あくまでも防衛戦だ、深追いはするな。

 

 

「そろそろ出撃だな…用意をしろ。

ところで開発者とパイロットの仲が悪いままだと今後に悪影響が出ると思わないか?」

 

「悪影響は今まさに出てますけどっ!?」

 

「ならば手打ちといこうじゃないか(ゲス顔

そうだな…今回の出撃で一定以上の戦果を挙げ、尚且つ有益なデータを集められたなら…

キミの専属オペレーターを雇おうじゃないか」

 

「俺の…専属オペレーター…?」

 

「そうだ。要するに今の私の立ち位置だが、

どうだ?かわいい声のロリっ子なんか萌えるんじゃないか?

Sっ毛のあるお姉様に罵られたいとは思わないか?

はたまた巨乳のツンデレ委員長タイプに出撃前にデレられてみたくないか?

妹タイプの女の子ならば吊橋効果で恋愛に発展するかもしれないなぁ~?

あ、蛇足だが、我が研究所では恋愛を禁止していない。」

 

「アルビノさん。全面的に俺が悪かった!許してくれ!」

 

「ふむ。手打ち成立だ。」

 

「早速 一定以上の戦果 と 有益なデータ を明確に教えてください!」

 

「必死すぎるだろ。」

 

「俺の青春が懸かった戦いに変わったんだ。当然だろう。」

 

「一定以上の戦果か…そうだな、ダーカーの25%以上の殲滅としよう。

有益なデータとは当然アレだ。A.I.S.の銃弾に撃たれろ。射線に割り込んでも構わん。」

 

「わかった。それでいいんだな?」

 

「私は優しいから特別ボーナスもつけようじゃないか。

これだけ大規模の侵攻だと、大型クラスが居ることが予想される。

その大型を仕留めれたならば専属オペレーターを面接する権利も与えよう。」

 

「ktkr!!!!マジかあああああああああああ!!!!!!!!!

アルビノさん。俺は貴方という人を勘違いしていた!神はここに居た!」

 

「童貞乙。」

 

「どどどどど、童貞ちゃうわ!」

 

 

キングメカラッピー準備はいいか?

出撃後は作戦指示に従い行動せよ。

まぁとにかく初陣だ。死なないようにしていればいい。

 

 

「くぅぅぅぅぅ~~!やるぜ~超やるぜ~!」

 

「あぁ、それと出撃する際にはガン○ムっぽく機体名を大声で叫んで出撃してくれ。」

 

「おぉ、発言がメタいメタい。」

 

「発進スタンバイOK。発射カタパルトオールグリーン。いつでもいいぞ。」

 

「RGS-0010G.キングメカラッピー!出撃するっ!!!!」

 

「wwwwマジで言ったったwwwwwwwwww草生えるwwwwwwwwwww」

 

「ちょぉぉぉぉぉおぉい!アルビノォォォォォォ!!!」

 

 

 

 

 

これは貧乏学生の俺が週4で始めたバイト日誌である。

働いた日は日誌をつけないと給料を貰えない決まりらしいが、

幸い記憶力には自信がある。正確にきちんと書いていこうと思う。

 

RGS研究所の清掃員のバイトに受かってたはずなのだが…

所長のアルビノさんから出された「時給UP」という甘い餌に釣られ、

喜び勇んで再契約した時から俺の不幸は始まった。

再契約後の仕事内容は【戦闘兵器のパイロット】になっていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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