Track 02 「Fly High」 – 幸楽鳥一家

Track 02 「Fly High」

 

「待ち合わせの場所はここだな!

約束の時間の30分前に着くとか、俺ってロックだぜ!」

 

俺の名前はジョーシ・マシゲル
オラクルで話題沸騰中の大人気ロックバンドTOKIYOのギタリストだ!

 

俺の恋の物語は前の話で終わった…
かに見えたが、ビューティフルガールの妹を名乗る女性からの連絡を受け望みが繋がった

 

簡単に言えば、ビューティフルガールの妹が恋人の居ない姉を心配してこの俺の恋を応援してくれるっつぅ訳だ!

 

今までは全てメールでのやり取りだったが、今日はどうやら大事な話があるとかで会って話をする流れになってな

こうして待ち合わせの場所にやって来たわけだ

 

 

「流石にまだ来てねぇよな…?」

 

 

約束の時間よりも早く着いて格好をつけて待つ!それが俺のスタイル
ポイントはくわえタバコで格好をつける所だ!

どうだ?ロックだろ?

 

タバコをくわえ、火をつけて一服を始めたら俺に声をかける女性が現われた

 

 

「あの…?」

 

 

来たな!
俺はこの瞬間を待っていた!
ロックに行くぜ!

 

 

「よぉ、どうやら俺んが早かったようだな?
残念ながら俺には女を待たせるっつぅ野暮な真似ができなくてな!」

 

 

決まった!
これはロックだぜ!

 

 

「あんた何言ってるの?見た目がへっぽこぴーなら頭の中もへっぽこぴーなの?」

 

 

俺の目の前には髪の色から着ている服まで全身紫のアバンギャルドな女が立っていた

 

そして間髪入れず俺をへっぽこぴー扱いだ

 

この女…ロックじゃねぇーか!

 

 

 

アバンギャルドガール

 

 

 

「お、おぅ…すまない。人と待ち合わせをしててな?

その相手だと思ったんだ。すまねぇな」

 

「ふーん…そうゆう事ね。
てっきりへっぽこぴーなギタリストはドラッグでもキメてるのかと思ったわ」

 

「おぃおぃ…物騒なこと言うなよ…
ところで、俺になんか用か?」

 

「えぇ、最近よく見かけるへっぽこぴーなバンドのへっぽこぴーなギタリストを見かけたからサインのひとつでも貰ってあげようと思ったのよ」

 

「オーライ!そうゆう事か!俺のサインで良けりゃいくらでもやるぜ!」

 

 

物言いがちぃとアレだが、俺のファンってやつだ!
大事にするぜ!
ファンを大事にしない奴はロックじゃねぇからな!

 

 

「へっぽこぴーなあなたのサインを貰ってあげたんだから、いつか本物になってこのサインの価値を上げてよね?じゃぁね」

 

「おぅ!今に歌姫を抜いてやるからよく見ててくれよ!」

 

 

と言ってアバンギャルドな女はどこかへ行った

 

やれやれ、また格好のつけ直しだぜ!

 

再びタバコをくわえジッポーを取りだそうとした時に声をかけられた

 

 

「ジョーシ・マシゲルさんですね?初めましてラッピーガールの妹のアルビノです」

 

 

目の前に髪の色から着ている服まで全身真っ白な女が立っていた

 

いや、一ヵ所だけ…
瞳の色だけが真っ赤に染まっていた

 

さっきのアバンギャルドな女と似たようなもんだが、全く違う印象を受けた

 

なんつぅんだ…?
ロックだが…バラード?
そんな感じだ!

 

 

「あれ?間違えましたかね?」

 

「あぁっ!いや、合ってる!すまねぇな、さっき似たような事があってな!」

 

「よくわかりませんが人違いじゃないなら良かったです」

 

「わりぃわりぃ、んで、俺の自己紹介はいらねぇよな?」

 

「ですね」

 

 

ビューティフルガールの妹はアルビノと名乗った

ラッピーガールがビューティフルガールなら、このアルビノって妹はアメイジングガールだぜ!

 

名は体を表すっつぅが、まさにコレだな
この姉妹はアレか?人生イージーモードか?
これもひとつのロックだな

 

 

「早速ですが、お話ししても?」

 

「おぅ!俺の恋の応援の話だったよな?」

 

「そうです。と、言っても私がどうこうする訳じゃないんですけどね」

 

「ん?あんたが間に入って俺をビューティフルガールに紹介するとかじゃねぇのかよ?
それとか俺の良い所をビューティフルガールにプレゼンするもんだと思ったぜ?」

 

「いいえ?あの姉にそんな手が通用するわけないでしょう?
脳ミソまで筋肉で出来てるような姉ですよ?」

 

 

そう言われりゃそんな気もする
強い男(物理)がタイプっつってたしな

 

 

「それじゃぁ、一体どうするってんだよ?
自慢じゃねぇが、ビューティフルガールのタイプとは程遠いぜ?」

 

「姉の理想の男性はご存知で?」

 

「あぁ、私より強い男(物理)ってフラれたぜ!」

 

「それなら話は簡単です。強い男になれば良い」

 

「ヘイヘィヘィ…話を聞いてたか?
俺はアークスと戦えるほど…」

 

「先ずは私の話を最後まで聞いてもらえますか?」

 

 

俺が喋るのを強めの口調でアルビノが遮った

 

なんつぅ威圧感
ロックじゃねぇか!

 

 

「結論から言いますが、強くなるだけなら手があります」

 

「ホワイ?!マジかよ?!」

 

「黙って最後まで聞けと…」

 

「すまねぇ!俺が悪かった!」

 

「……続けます。
姉のタイプが強い男なら、強くなれば良い。
私が研究・開発したこのRPMベルトがあればアークスを超える力を手に入れれます。
但し、これを使用するのであればいくつかのお願いを聞いてもらわないといけませんが…」

 

 

マジかよ…
いくつかのお願いってのが気になるが、もしもこの話がマジなら…

 

おっと。
今は勝手に喋っちゃダメなんだったな

 

 

「話は以上です。質問等があればどうぞ」

 

 

やっと喋れるぜ
しかしアルビノのこの威圧感はなんなんだ?
マジでおっかねぇ!

 

 

「つーか、質問しかねぇんだが。
何であんたは俺に手を貸そうと思ったんだ?」

 

「メールで伝えた通りですよ。
彼氏が居ない歴=年齢の姉を心配して…」

 

「ノーノーノー!そうじゃねぇ。
それじゃぁあんたにゃぁ何も得がねぇだろう?
腹を割って話そうぜ?あんたの話だよ」

 

「……ただの馬鹿じゃないんですね?
音楽というジャンルで天辺に手をかけるだけの頭はあるんですね」

 

「よせよ!照れるじゃねぇか」

 

「では、腹を割って話しましょう。
私はRGS研究所という私設研究所の所長です。
先ほどのベルトもこの研究所で新開発された発明品でして、いくつかのお願いというのも研究費用の援助、ベルトの研究データの収集になります」

 

 

そう言って本音を話し始めた彼女の顔には少し狂気じみた笑顔があった

 

こぇーよ!バーサーカースマイル!
全ッ然ロックじゃねぇ!

 

 

「オーライ!なるほどな。
わかりやすくて助かるぜ。
強くしてやるからメセタとデータをよこせ。ってわけだ!」

 

「フフフ…貴方にはこうやって本音で伝えた方が話が早かったようですね」

 

「続いて質問だ。援助するメセタの金額は?」

 

「ずばり、一度の変身につき貴方の年収の0.5%」

 

「おぃおぃ…それは流石にぼったくりすぎじゃねぇか?」

 

「この金額が高いと思うなら断って頂いても構いませんが…?
あなたが姉と結ばれないのが確定するだけです」

 

「オーマイガッ!そいつは困るぜ!」

 

「まぁ…私は優しいので一度お試しで変身してみますか?
試したあとで使用を継続するのなら、一回分のメセタは結構です。初期設定の費用もサービスしましょう。
お試し後のキャンセルの場合のみメセタを支払って下さい。

ただ…絶対に気に入りますよ」

 

「アーハン。なるほどな!
いいぜ!あんたがそこまで言うベルトに俄然興味がでたぜ!いっちょお試しで変身してみようじゃねぇか!」

 

「わかりました。それでは……
少し眠ってもらいますね♪」

 

 

 

彼女の満面の笑みを見た瞬間に俺の意識はフライ・ハイした

 

 

 

 

 

 

 

 

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幸楽鳥一家の絶対権力者
義理と人情に篤く、常に全力疾走
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