第2話 「お前とアタシ」 – 幸楽鳥一家

第2話 「お前とアタシ」

 

惑星ナベリウスの最奥部、アタシは一人で歩いていた

 

その歩みは迷いなく目的地へと真っ直ぐ向かっていた

 

 

 

未だに謎の多い惑星ナベリウス壊世区域…

我々一族の者しか知らず誰も訪れないその場所で、ひとつの姉妹喧嘩が始まった

 

 

 

「あんダヨ?えらいエネミ―が静かじゃねぇか
前に来たときはクソみてぇな数で襲いかかってきやがったくせによ」

 

 

 

アタシは腕を組み換えながらも歩みを止めずに愚痴を吐く

 

 

 

「まぁ…いねぇならいねぇで楽で良いンだけどな」

 

 

 

壊世区域には不釣り合いなヒールの音が響く

 

 

 

「…………お待ちしておりました。姉上」

 

 

 

響くヒールの音を遮り聞きなれた声がした

 

 

 

「あぁん?」

 

 

 

声の方を振り向くと、山のように積み上がった大量のエネミ―の頂上に腰掛ける女性が…

妹の#$*-が居た

 

 

 

「何だお前…?」

 

「必ず今日は此処に来られるだろうと思っていました」

 

「話聞いてンのかテメェ?」

 

 

 

彼女はアタシの話を全く聞いていないかの様に続けて言った

 

 

 

「CODEも魔眼も解放状態ですか…困ったな…」

 

 

 

そう言いながら%&,+はエネミ―の山を下る

 

 

 

「もう一度聞くゼ?

誰だお前?何しに此処にいる?」

 

「これは失礼しました。

私の名前はラッピーガール。

姉上にお会いする為に此処に来ました」

 

 

 

久しぶりに会った妹の姿は、今までとは違っていた…

CODEを解放し、楽園を守護する戦士の姿へと変わっていた。

 

しかし、性格は全く変わっておらず、礼儀正しく深々と頭を下げて挨拶をした

 

 

 

「ふぅん…?よくわかんねぇけど…

んで、アタシに何か用かヨ?」

 

「誠に言いにくいのですが…

今から貴女をぶっ飛ばします」

 

「へぇ…自殺志願者かよ」

 

「姉上を正気に戻すためには、これが一番手っ取り早い。

と…白い妹に聞いたので」

 

「面白いなお前!

アタシと戦うために此処まで来て、エネミ―を全部ぶっ潰して待ってたって訳かよ!」

 

「姉上と戦うのにエネミ―に邪魔はされたくなかったので…」

 

「イカれてんな。

キライじゃねぇけどよ…

あぁっ、思い出した!

お前アレだ!アタシの妹じゃねぇか!」

 

「思い出して頂けましたか。

姉上を連れ戻す為に参りました」

 

 

「連れ戻すぅ?

妹のクセに生意気な事を言いやがって。

やってみろよ?」

 

 

空気が一瞬で張り詰めた

 

 

 

「では…」

 

「来な。遊んでやンよ」

 

 

 

アタシは腕を組んだまま挑発をする

 

 

 

「参ります!」

 

 

言葉と同時に斬り込んできた

 

 

「…っぶねぇな」

 

 

彼女の攻撃を腕を組んだまま足で受け止める

 

 

「そういや壊世区域のエネミ―をぶっ潰したんだったな…」

 

 

受け止めた剣撃を弾きながらアタシは間合いを取った

 

 

「そう仰るのならば、構えぐらいは取って頂けませんか?」

 

「ワリィな。

おっぱいが大きくて邪魔なンだよ。

こうして腕で支えてねぇとな」

 

「…ぐぬぬ」

 

「んじゃっ、コッチからも行くぜ」

 

 

瞬間、間合いを詰める

 

虚をつかれた彼女は対応が遅れた

 

 

「おせーよ」

 

 

綺麗に真上へと蹴り上げる

 

すると彼女は空中で体勢を直し、その勢いで剣を振り下ろしてくる

 

蹴りあげたままの足でその剣を受け止めた

 

 

「だからあぶねぇっつってんダろ?」

 

 

「私の剣を簡単に受けて何を仰いますか…」

 

 

「ちげーよ。あぶねぇのはお前だよ」

 

 

アタシがそう言った瞬間に彼女のすぐそばで爆発がおきた

 

彼女は爆発の瞬間に身を翻し、爆発の衝撃を避けていた

 

 

「な?危なかったろ?」

 

 

「失念していました…

姉上の二つ名を…

【クレイジーラッピー】

戦場に笑う爆破歌姫!!

 

 

「あんだよ?良くお勉強してンじゃねーか」

 

 

はわわわわ…///

その二つ名で呼ばないで下さい…///

あれには理由があって、

少し、ほんの少しテンションが上がりすぎてしまって…

やりすぎちゃったんです…///

 

 

 

「ワタシがその名前で呼ぶなっつって、モジモジクネクネしてっからさ?

止めてくれや。アタシも気持ちワリィわ」

 

 

「姉上の意識がおありなんですか?!」

 

「あぁ、【居る】ぜ…」

 

「それならば、少し姉上とお話させて頂けませんか?」

 

「そりゃぁ出来ネェな。

【居る】だけだ。出てはこれネェよ」

 

「つまり、白い妹の言った様にダークファルス【姉者】としての貴女をぶっ飛ばすしかないと?」

 

「さぁ?アタシにゃわかんねぇよ?

意識をワタシに渡す気もネェしな」

 

「とりあえずぶっ飛ばします!」

 

「ハハッ!キライじゃねーよ!その脳筋具合!」

 

 

構えに力を込めた彼女が急に視線を宙に切った

 

 

瞬間、ワタシにもはっきりとわかるプレッシャーを感じた

 

 

「上だっ!」

 

 

 

ドンッ!!!

 

 

 

突然地面に何かが追突し土煙が辺りを覆った

 

 

 

「オィオィ…妹ちゃんよぉ…

邪魔が入るからちゃんと始末しておけよ」

 

 

「先程迄は全く気配が無かったので…」

 

 

土煙が徐々に晴れるにつれ、精彩色の巨体が現れてきた

 

 

 

「クソダリぃエネミーを残しやがって」

 

 

 

急に降って沸いたエネミーはディアボイグリシスだった

 

此方を睨み羽をばたつかせ今にも襲いかかろうとしている

 

 

 

「姉上…申し訳ありませんが…」

 

 

「だぁな。流石にこのクソ鳥ンが先だよな」

 

 

 

アタシ達はそう言い合うと戦闘の構えをとった

 

その動作を感じとったディアボイグリシスはその大きな羽を広げワタシ達を威嚇するような咆哮をあげた



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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幸楽鳥一家の絶対権力者
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