第2羽 「M.A.G.U.しすてむ」 – 幸楽鳥一家

第2羽 「M.A.G.U.しすてむ」

 

お父さんはコッチに行けって言ってたけど…

 

なんかまた川があるんですけどぉ~~~!!!

 

なんなのあのクソお父さん!

こんなの激おこぷんぷんコスモスブレイカーだよ!!!

 

 

あっち側に行きたいんだけど、どうしよう…

あっ!なんかあそこに船?があるカモ?!

あれっ?誰か居る…?

 

「あのぉ~…こんにちわ~…」

 

「おんゃ?」

 

あれ?この人…アークマさん???

 

「通達。この川を渡るのであれば『条件を満たすこと』以上」

 

ふえぇぇ…

なんか喋り方がちょー事務的だし良い声だしすごく困惑

 

「今一度問う。『条件を満たすこと』以上」

 

「え、えっと…あの、その、条件って…なんですか?」

 

「回答。渡りたいのであれば条件は『自動的に満たされる』以上」

 

「んん…???何かしなくても勝手に条件を満たしてくれるの?」

 

「回答。貴方の意思は関係無い。以上」

 

「えっ?なんかちょーお得?じゃぁ、向こう岸までお願いしま~す!」

 

「御意。」

 

 

 

 

 

「お母さん!!すぐに治療室へ来てください。早くしないと…」

 

「何があったの?!アルビノさん?!」

 

「全身擬体化の拒絶反応です!!

それだけではなく…体内のフォトン回路の暴走も起こし始めています!」

 

「なんてこと!原因は一体…」

 

「恐らく…ですが、

成人前にCODEを使ってしまった事が一つ、

全身擬体化を行ってしまった為に体内のフォトン回路が一度バラバラに切り継ぎされてしまった事が一つ、

そして最後に…

『この子自体が…全く生きようとしていない…』」

 

「アルビノさん…最後のはどうゆうこと?」

 

「LRRでモニタリングをしていて気付きました。

呼吸、生命反応、反射、全てを自らの意思で行っていません。

機械でただ『生かされているだけ』なんです…」

 

「そんなっ…」

 

「こうなってしまっては…もう…」

 

「………いいえ。まだ、手はあるわ…」

 

「……Σ!お母さん?!まさかっ!」

 

 

 

 

 

「おおおおぉ~~!こうゆう船って初めて乗ったけど意外と乗り心地はいいんだねぇ~~!」

 

「通達。運転に支障をきたすのでお静かに。以上」

 

「キャッキャウフフ」

 

 

 

 

 

「M.A.G.U.システムを稼動させるわ!これで体内のフォトン回路の暴走を抑制して!」

 

「お母さん!M.A.G.U.システムはまだ試作段階で…」

 

「/toge いいから早くしなさい!

この娘を死なせる訳にはいかないのよっ!」

 

「……ッ!!

しかしこれだけじゃ、拒絶反応は無くならない…全くの無意味です」

 

「意味はあるわ…」

 

「…えっ?」

 

「フォトン回路が安定したら…私のスキルを継承させます。

【完全防御】のスキルをこの娘に授けます…!」

 

「そんなっ!そんなことをしたらお母さんがただではすみません!」

 

「/toge 煩い!黙って従ってちょうだい!」

 

「…お母さん」

 

 

 

 

 

「おんゃ?」

 

「はにゃ?なんか光が?アークマさんに集まって…?なんだろうこれ?」

 

 

 

 

 

「…システム起動を確認。現在稼働率30%」

 

「150%まで一気に上げて!この娘とシステムを直結でリンクさせて!」

 

「無茶です!この子の精神が持つかどうかだって怪しい!」

 

「アルビノさん…黙って従えと言った筈よ…二度も言わせないで」

 

「……」

 

「システム稼働率150%!

ラッピーガールMk.Vierとの精神リンクを開始します!」

 

 

 

 

 

PON☆

 

 

 

「アークマさん?んんんんんんん???なんか形が変わったー!!!!!」

 

「システム起動を確認。対象Mk.Vierを視認しました。」

 

「え?え?え?アークマ…さん?え?なに?私なにされるの?」

 

「これよりリンクを開始します。以上」

 

「キャーヤメテーエロ同人みたいなことはヤメテー」

 

 

 

 

 

「リンクを確認。異常は…ありません!成功です!」

 

「すぐにフォトン回路の再構築!並びに術式の用意を!」

 

「……」

 

「アルビノさん!聞いているの?!」

 

「わかり…ました…」

 

 

 

 

 

「体内のフォトン回路の再構築を開始…

Clear!! Clear!! Clear!! Clear!! Clear!! Clear!! Clear!! Clear!!」

 

「ふえぇぇ…エロいことされるぅぅぅぅ…ガタガタブルブル」

 

「ALLClear!!フォトン回路の再接続を開始。問題ありません」

 

 

 

 

 

「引き続き【完全防御】のスキル継承を行います。

アルビノさん…わかってるわね…?」

 

「……」

 

「/toge 返事をなさいっ!」

 

「わかっています…お母さん…」

 

 

 

 

 

「…ってあれ?何もしないの?

闇アキ先生の書いた薄い本みたいに乱暴しないの?」

 

「フォトン回路の再接続を確認。スキル【完全防御】をInstallします

now download…」

 

「あれ?なんだろうこれ???

視界の隅っこに何か…now download…???」

 

 

 

 

 

「【完全防御】の継承…終了…」バタッ

 

「お母さんっ!!」

 

「アルビノさん…貴方に謝らないといけないわね…

今まで本当にごめんなさい」

 

「喋らないで!早く治療をっ!」

 

「無駄よ…私の命を全てあの娘に上げたんですもの…

それより、私はアルビノさんと話がしたいわ」

 

「お母さん…」

 

「今まで貴方にはとても辛く当たってきたわ…

いいえ、貴方を嫌ってさえいた…

あの人とフォトナーとの子ですもの…許せなかった」

 

「……」

 

「アルビノさんが優秀であればあるほど…私の子供達が劣等種だと言われているようで…悔しかった…」

 

「そんなこと…」

 

「私はそう思っていたのよ…あの人が貴方を大切にするほど…私は貴方を憎んでいった。

そうすることでしか…私自身の心の平穏は保てなかった…

それでもアルビノさんは最後まで私の事を『お母さん』と呼び続けてくれた。

こんな私を…」

 

「お母さん…」

 

「最後にだけど、私の勝手な我が儘だけど…あの娘達を頼めるかしら?

そしてこんな私を…許してくれるかしら?」

 

「もちろんです…貴方は私の、お母様です…!」

 

「ふふっ…もっと早くに貴方とこうして話せていれば良かったわね…

最後に私の娘達に伝えてくれるかしら?

『貴方達を愛していた』と…

アルビノさんもちろん貴方もよ

最後まで素直になれないダメな母親でごめんなさい」

 

「お母さん…!お母さん…!!」

 

 

 

「今まで、ありがとう…」

 

 

 

 

 

 

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ラッピーガール

幸楽鳥一家の絶対権力者
義理と人情に篤く、常に全力疾走
方言効果もあり、口の悪さが超一級品
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