終末の彼方 ① † 拒絶 † – 幸楽鳥一家

終末の彼方 ① † 拒絶 †

 

 

 

 

「いかが・・・なされますか・・・。」

 

 

私の様子を心配してかハティが力なく問いかける。

 

 

それに言葉を返すでもなく、ただ首を横に振り手元の手記に目を落とす。

 

 

「・・・御用の際はお呼びください。」

 

 

そういうと彼女は一礼し、闇の中へと消えていった。

 

 

 

 

静寂。

 

 

 

 

静寂。

 

 

 

 

本来であれば今日もここは騒がしいはずであったし、この手記にも新しい内容が追加されていたはずだ。

 

 

 

だが・・・。

 

 

 

あの日からここは静寂だけが支配し、手記の内容も更新されていない。

 

 

 

・・・。

 

 

 

思えば、こちらの世界へ来てからというもの、何事も新鮮で斬新で・・・

 

 

そんな世界で娘が生きているかと思うと全てが輝いて見えた。

 

 

 

娘と同じ世界に生きているのだと思えば力なき者も、貧しい者も、敵対する者でさえも

 

 

この世界全てが愛おしく思えたものだ。

 

 

 

 

だが!

 

 

 

 

世界は娘を否定した!

 

 

 

 

この世界を愛した娘が、この世界に拒絶されたのだ!

 

 

 

 

 

 

 

憎い・・・。

 

 

 

 

 

 

娘を拒絶した世界が憎い・・・。

 

 

 

 

その世界に生きる者達が憎い・・・。

 

 

 

 

 

 

そして何より!

 

 

守りきれなかった私自身が憎い!

 

 

 

 

 

消えろ!

 

 

 

 

消えろ!

 

 

 

 

 

娘を拒絶した報いにこの世界を絶望で埋め尽くしてやろう!

 

 

 

 

この世界全ての者達を娘への供物としてくれる!

 

 

 

 

フハハハハ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅー・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、宴を始めよう・・・。

 

 

 

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ヒトガタ

ヒトガタ

企画開発資料室や闇カジノなどに関わっている。
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その後動かないためチームマスターに怒られる事もしばしば。
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