終末の彼方 ② † 慈悲 †

 

 

 

 

さて、行くとするか・・。」

 

 

 

ゆっくりと立ち上がりポツリと呟く。

 

 

 

先ほどまでとは違って冷静な自分がそこにいた。

 

 

 

内面では憎悪が渦巻き、はち切れんばかりの破壊衝動が体を駆け巡る。

 

 

 

なんとも懐かしい感覚ではないか。

 

 

 

とはいえ手当たり次第に、というのも品がないな。

 

 

 

憎いとは言え、弱者を甚振る趣味はない。

 

 

 

力なき者など最後にまとめて始末すればよいだけの話だ。

 

 

 

そのほうが苦痛を感じる事無く一瞬で済むだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬で、か。

 

 

 

 

 

 

 

私もずいぶんと丸くなったものだ。

 

 

 

まぁよい。

 

 

 

 

 

これは娘からの慈悲だ。

 

 

 

 

 

力なき者達よ、娘に感謝せよ。

 

 

 

 

 

そして今一時の人生を謳歌するがよい。

 

 

 

 

« だいしゅき! »

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ひとがた
ひとがた

甘ったるいカフェオレが大好き。
基本的に役立たずで扱いが難しい。
怒らせると怖いらしい、ともっぱらの噂。

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